フェリーニの傑作の1本である「サテリコン」の撮影風景を描いたドキュメンタリー。監督はギデオン・バックマン、撮影はドナテラ・パグリヴォ、ハーヴェイ・フェルバーバウム、アントニ・ハークマンほか。編集はレジーネ・ヒューサーが担当。出演はマルチェロ・マストロヤンニ、クラウディア・カルディナーレほか。現われるシーンは、トゥリマルキオ邸の宴会シーンや鯨をひきあげるシーン、闘技の賞品として捉えられた美女を前に主人公が不能におちいるシーン等「サテリコン」でも、特に印象深いシーン。他に撮影合間の青年たちのリラックスシーンや、現場を訪れるロマン・ポランスキーやシャロン・テイトの姿など、今では貴重なフィルムも挿入されている。